突然の夕立。
さっきまで普通だったのに、
空が暗くなって、ゴロゴロ…と雷の音。
ふと気づくと、まめがいない。
家の中を探したら、
押入れの端っこにいた。

ご飯も食べずに、体を小さくして、ブルブル。
最近は、雨が降るだけでも震えてしまうまめ。
小さい頃は、雷なんて全然平気だったのに。
歳を重ねるにつれて、
「雷が鳴りそうな天気」だけで怖くなってしまうみたい。
今日は、この場所で一夜を過ごすつもりなのかな。

前までは、雷が鳴ると抱っこしたり、側にいたりしてた。
でも、まめは本当に怖くなったら、
ちゃんと自分から「抱っこして」って来る。
今日は、それもない。
ただ静かに、押入れにいたいんだなって思った。
だから、声もかけずに、無理に動かさず、
少し離れたところから、そっと見守ることにした。
怖さと向き合う場所も、
安心の仕方も、
少しずつ変わっていくんだな。
そんな夜。
