夏休みに、3歳と1歳を連れて宮城県の気仙沼まで行ってきました。
旦那の出航の見送りのためです。
行き先が決まった時点で、まず考えたのが移動手段でした。そして当日、空港に着いたのは出発の40分前。余裕を持って家を出たはずだったのに、です。
今日はその道中の話と、3時間のフライトで本当に効いたもの・正直やらかしたことを全部書きます。同じように子供を連れて飛行機に乗る予定のある方の、参考になればうれしいです。
先にお伝えしておくと、この記事、写真がほとんどありません。撮る余裕が本当に1ミリもなかったからです。残っていたのは、機内でようやく座れたあとの2枚だけでした。そのくらいの道中だったと思って読んでいただけたら。
なぜ「近くの空港」をやめて、車で2時間の空港にしたのか
最初に調べたのは、いちばん近い空港からのルートでした。
結果は乗り継ぎあり。
……無理だな、と思いました。
3歳と1歳です。荷物もあります。運ぶ大人は私1人。乗り継ぎの間に、走り回る3歳と抱っこの1歳を、荷物ごと移動させる。想像しただけで詰みが見えました。
そこで出した結論が、車で2時間かけて別の空港まで行き、そこから直行便に1回だけ乗るというルートです。
移動時間だけ見れば増えています。でも「乗り換えが発生しない」ことのほうが、子連れでは圧倒的に価値があると判断しました。この判断自体は、いま振り返っても正解でした。
ただし、その2時間を私1人では運転できない
ここでもうひとつ問題が出ます。
空港までの2時間、運転するのは私です。後部座席には3歳と1歳。何かあっても、対応できる大人がいません。
どう考えても無謀でした。
なので親を招集しました。
子連れの長距離移動で、私がいちばん大事だと思っているのはここです。持ち物より先に、「手が何本あるか」を数えること。足りないなら、頼れる人に頼る。これは甘えではなくて、必要な準備だと思っています。
出発当日|朝4時起き、6時出発
当日の朝はこんな流れでした。
- 🕓 4:00 起床。荷物の最終確認と、簡単な家事
- 🕔 5:30 親が到着
- 🕔 5:40 まめの散歩。家の周りを軽く一周、おしっこも済ませる
- 🕕 6:00 子供たちを起こして着替えさせ、出発
いつも起きる時間ではないので、子供たちは完全に寝ぼけ眼でした。抵抗されるかと思いきや、眠すぎて無抵抗だったのが逆に助かりました。
途中でコンビニに寄ったら、そこでしっかり覚醒。それぞれに好きなお菓子を1つずつ選ばせて買いました。
そして車が走り出したら——2人ともあっさり入眠。
このお菓子代、安いものだと思います。
空港では、見送りに来てくれたまめとお別れ。ここから先は、私と子供2人です。
余裕を持って出たのに、着いたのは出発40分前
今回はいつも使わない空港でした。しかも夏休み。混むのはわかっていたので、かなり時間に余裕を持って家を出たつもりでした。
それが、こうなりました。
その1|都市高速で車両事故
まさかの事故渋滞です。こればかりはどうしようもありません。じりじりと動かない車の中で、時計だけが進んでいきました。
その2|ナビの携帯がバグる
経路案内をしていた携帯が、途中で動かなくなりました。
慌てて私の携帯で再度ナビをかけ直したのですが——これがいけませんでした。
その3|気づいたら国際線ターミナルへ向かっていた
はい。国際線でした。
普段使わない空港だと、この「なんとなくで進めない」感じが本当にこわいです。慣れている空港なら看板を見た瞬間に気づけたはずですが、初めてだと標識の意味が一瞬わからない。
結果、目的の空港に着いたのは出発の40分前でした。
間に合いました。間に合いましたが、心臓に悪すぎました。
子連れの「余裕を持って」は、大人が思う余裕の1.5倍を見ておいたほうがいいです。事故もナビのトラブルも、こちらの努力ではどうにもなりません。
保安検査場の直前で、携帯がないことに気づく
空港に着いてからも、まだ落ち着けませんでした。
寝ている子供2人を起こして、私・母・子供2人の4人で窓口へ。無事に切符を受け取り、保安検査の前にトイレへ。オムツを替えて、上の子のトイレも済ませて、いざ保安検査場——
携帯がない。
一瞬で頭が真っ白になりました。出発時刻は迫っている、子供は2人いる、荷物もある、そして携帯がない。
さいわい、トイレに置いてきたことを思い出して無事に発見。事なきを得ました。
子連れのトイレは、オムツ替えと自分の荷物と子供2人を同時にさばく場所です。置き忘れが起きるのは、気が緩んでいるからではなく、単純に手が足りていないからなんですよね。
持ち物は全部リュックへ|3歳と1歳なら、両手は絶対に空ける
今回持って行ったバッグはこれです。前回の旅行からずっとお世話になっています。
子供が3歳と1歳なら、バッグはリュック一択だと思っています。
理由はシンプルで、両手が確実に空いていないと、何が起きるかわからないから。1歳は抱っこ、3歳は手をつなぐ。この時点で両手はふさがります。肩掛けバッグだと、ここで完全に破綻します。
このリュックが良いのは、大容量なところ。今回はこれだけ入れて、それでもまだ余裕がありました。
- 👕 2人分の着替え 各2着
- 👶 オムツ 5枚
- 🧻 おしりふき 1個
- 🍴 食事エプロン 1つ
- 🍪 おやつ 5個
- 🧸 機内で遊ぶおもちゃ 2つ
- 👛 財布
- 🥤 ペットボトル 2本
体感で5kgくらいあったと思います。
これを背負って、下の子を抱っこして、上の子と手をつないで保安検査場を通過。ここまでは、なんとかなりました。
搭乗橋じゃなくて、バスでした
検査を抜けて、あとは乗るだけ——と思ったら、飛行機までバス移動でした。
これは完全に想定外でした。
子供がいるということで最初にバスに乗せてもらえたのはありがたかったです。荷物を下ろす余裕もないまま、下の子を抱っこしたまま着席。
ところが今度は上の子が、初めてのバスにテンションが上がって靴のまま座席に上がってしまう。何回言っても聞いてくれません。
やっと座ってくれたと思ったら「飛行機に着きました」。
……そして、ここで最大の問題が起きます。下の子が、このバスの中で寝ました。
つまり、抱っこした1歳+背中に体感5kgのリュック+3歳と手つなぎで、飛行機に乗り込むことになりました。余裕はゼロです。なんとか席にたどり着き、荷物を座席の下に足でぐいぐい押し込んで、シートベルトを締めました。
地方の空港では、搭乗橋ではなくバス移動になることがあります。子連れの場合、ここで「抱っこしたまま移動する区間」がもう1つ増えると思っておいたほうがいいです。
離陸|耳抜きはストローキャップで解決しました
子連れのフライトでいちばん心配なのが耳だと思います。
わが家がやったのは、離陸のタイミングでジュースを飲ませて、おやつを食べさせるという定番の方法です。
そして、このとき本当に助かったのがこれ。
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ペットボトルに付けるだけのストローキャップです。どこかへ出かけるとき、これは毎回欠かせません。
何がいいって、子供が自分で開け閉めできること。「飲ませてあげる」必要がないので、こちらの手が空きます。そして自分で開けられるから、子供が自分のペースでちゃんと飲んでくれる。
結果、耳が痛くなることはありませんでした。下の子にいたっては、離陸から爆睡です。

狭い機内でペットボトルを傾ける必要がないのも、地味にありがたいところでした。
3時間フライト|アンパンマンを数十回描かされる
問題は上の子でした。
飛行機にテンションが上がっているうえに、来るときの車で寝ているので元気いっぱい。狭い座席で、動きたくてうずうずしています。

そこで出したのがこのおもちゃです。
これが大ヒットでした。
初めて使うのもあって、最初は「見てみて!」と自分で描いて遊んでくれていました。ここまでは完璧です。
そのあとです。

「まま、アンパンマン描いて」
膝の上では下の子が爆睡。私は身動きが取れないまま、飛行機の中でアンパンマンを数十回描かされました。
そうこうしているうちに機内サービスのジュースが来ます。「ジュース」と聞けば、もちろん上の子は欲しがるのでリンゴジュースを注文。ただ、テーブルを出すと、ただでさえ狭い空間がさらに狭くなります。
正直な欠点|ペンもシールも、とにかく落ちる
ここからは、良かったところだけではなく正直に困ったところも書きます。
このお絵描きおもちゃ、付属のペンがとにかく落ちます。
しかもテーブルを出しているので、足元は余計に狭い。だから、こうなります。
ペンを落とす → テーブルをいったん戻す → 拾う → テーブルを出す → また落とす
これを何十回もやりました。

おもちゃ自体は何度も書き直せて本当に良かったので、強いて言うなら、ペンを落ちないように紐か何かで本体に繋いでおいてほしかったです。ここだけが惜しい。
そして同じ問題は、下の子用に用意したこちらでも起きました。アンパンマンのマグネットブックです。
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シールではなくマグネットなので、何度でも貼ってはがして繰り返し遊べるのがいいところなのですが、これもすぐに落ちます。
落として、テーブルを戻して、拾って、テーブルを出して、また落として。
母のイライラ閾値は、ここで完全に振り切れました。
これから機内用のおもちゃを選ぶ方に、ひとつだけお伝えしたいことがあります。
機内では「落ちるもの」を選ばないほうがいいです。
地上なら足元に落ちても拾えばいいだけの話です。でも機内は、狭い・テーブルが出ている・膝に子供がいる・シートベルトをしている。この4つが重なると、ペン1本拾うのが立派な作業になります。紐で繋げるものを選ぶか、繋げないなら自分で紐をつけてから乗る。次はそうします。
姉妹の取り合い|「別々のおもちゃ」は失敗でした
残りのフライト時間が1時間30分になったころ、下の子が起床しました。今回のフライトは3時間。ちょうど折り返しです。
とりあえずおやつを食べさせて——と思ったら、当然ながらオムツがパンパン。上の子に「待っててね」と言い聞かせて、機内のトイレでオムツを替えました。
そして席に戻ると、下の子が上の子のお絵描きに興味津々。「貸して」が始まり、小競り合いが勃発します。
そこで下の子用に用意していたマグネットブックを出そうとしたのですが——それを上の子が横取り。
やむなく交換しました。上の子には知育本、下の子にはお絵描きを。ところが1歳にお絵描きの楽しさはまだわかりません。結局、下の子は「自分用に用意されたほうで遊びたい」と主張し続けることになりました。
ここが今回いちばんの学びです。
年齢に合わせて別々のおもちゃを用意したのが失敗でした。
子供は「自分に用意されたもの」より「相手が持っているもの」を欲しがります。年齢が違っても関係ありません。であれば、年齢差があっても同じものを2つ持って行ったほうが、取り合いは起きなかったはずです。
次に飛行機に乗るときは、同じものを2つにします。
なんだかんだで最後は2人とも仲良く遊んでくれて、「やっと私もジュースが飲める、少し寝よう」と思った瞬間——
「まもなく着陸いたします」
……はい。母の休憩時間は、ありませんでした。
まとめ|3歳と1歳を大人1人で運んでわかったこと
- 📌 乗り継ぎは避ける。車で2時間かけてでも直行便のほうがラク
- 📌 でもその2時間を1人で運転するのは無謀。持ち物より先に「手の数」を数える
- 📌 事故渋滞もナビのバグも起きる。余裕は大人が思う1.5倍で
- 📌 バッグはリュック一択。両手が空いていないと詰む
- 📌 地方空港は搭乗橋ではなくバスのことがある。抱っこ区間が1つ増える
- 📌 耳抜きはストローキャップが正解。自分で飲めるから手が空く
- 📌 機内では「落ちるもの」を選ばない。紐で繋げるかどうかで決める
- 📌 おもちゃは別々ではなく、同じものを2つ
正直に言うと、3時間のフライトで私が座って一息つけた時間は1分もありませんでした。
それでも、事故渋滞にハマってもナビがバグっても、なんとか間に合って、耳を痛がる子もいなくて、最後は2人が仲良く遊んでいた。それだけで十分だったなと、いま振り返ると思います。
同じように子供を連れて飛行機に乗る予定のある方は、「手の数」と「落ちないおもちゃ」、この2つだけでも覚えて帰ってもらえたらうれしいです。
後編では、仙台空港から気仙沼までの道中と、旅の目的だった見送りについて書く予定です。
